ひとり時間
小顔サロン・悠楽(ゆらく)の石原です。
こんにちは。
皆さま、いつもありがとうございます。
最近読んだ本。
「海からの贈物」
リンドバーグ夫人
著者は、大西洋横断飛行に最初に成功した飛行機家リンドバーグ大佐の夫人。
夫人は、自らも世界の女流飛行機家の草分けの一人ですが、その経歴を一切捨て、一人の女性として、主婦として、自分自身を相手に続けた人生に関する対話本です。
今から58年前に発行された本ですが、人が直面しなければならぬいくつかの問題が語られ、現代に生きる人にも通用する内容でした。
人は、ひとりになる時間が絶体に必要である。
夫人が問題にした中で、一番印象に残った文です。
昔の女性は家に閉じ込められ、家族に全ての時間を捧げていたようにみえますが、手仕事をしながら、一人になる時間があり、自由な感性を育んでいたのでは?と夫人は言っています。
昔の女性の方が芯があり、強いイメージがあります。
スマホもない時代ですから情報も少ないですね。
空想にふける時間もあり、自分で考え工夫することが当たり前だった。
そういう事で自分という個が育っていったのでしょう。
現代の女性は、仕事、家事、育児、または介護などに追われ、絶えず頭の中は予定で埋まっています。
一人で過ごす時間もなかなか取れず、身体や心の感覚がどんどん鈍化していっているように感じます。
たとえ自由な時間が持てたとしても、スマホを見たり、ショッピングをしたり、誰かとのおしゃべりで終わらせてしまう方がほとんどのように思います。
人は、ひとりになる時間が絶体に必要である。
人には余白が必要だと思います。
一日10分でもいいからひとりになる時間を、静かに自分の内側と対話し、自分の感性を育てることがとても大切だと思います。
自分が満たされないと、他に対して行うことが全て義務のように感じ疲れます。
そしてその疲れは、身体が絶えず緊張しているので回復しにくいのです。
いつも疲れを感じている貴方。
ひとり時間、ありますか?
のんびりしていますか?
(2025/5/30)